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◎ 法的問題と自己責任



 アロマテラピーではエッセンシャルオイルを、目的に応じて活用します。
心地よい香りに、様々な効果。
マッサージオイルをはじめ香水に小物類と、
あなたのお好みで色々なものを作る事が出来るでしょう。

そこで私達アロマテラピストが知っておくべき大切な、法律上の問題を記しておきます。
とても大切な事柄です。



★ 法律 ★
● アロマテラピーは自己責任で ●



★ 法律 ★

エッセンシャルオイル、キャリアオイル、作った小物類に関する法律は
1:薬事法
2:製造物責任法(PL法)
3:消防関連法(危険物の規制に関する法令)

マッサージやトリートメントなどの行為に関係する法律には
4:医師法
5:獣医師法
6:あんま、はり師、きゅう師、マッサージ、指圧師などに関する法律
(あはき法)

7:その他、民事上の各法律
があります。



1:薬事法

“医薬品”、“医薬部外品”、“化粧品”、“医療用具”などの
製造販売に関する法律です。
このような商品と誤解されるような表示、広告、説明はしてはなりません。
またそれらの製造業の許可を得ていない者が、
勝手に製造、販売、輸入、提供してはなりません。


2:製造物責任法(PL法)
製造物の欠陥責任は製造業者に損害賠償責任が生じる、というものです。


3:消防関連法(危険物の規制に関する法令)
エッセンシャルオイルは揮発性です。引火します。
あなたも保管には気をつけてください。
とくにアロマポッドやアロマキャンドルなど、
火の取り扱いの際には細心のご注意を!


4:医師法
医師以外は病状を診断したり、治療および治療と紛らわしい行為を行ってはなりません。
またエッセンシャルオイルを薬のように人に使うことも、出来ません。


5:獣医師法
医師法と同じです。獣医師以外は、飼育動物に対して病状を診断したり、
また治療および治療と紛らわしい行為は行ってはなりません。
エッセンシャルオイルを薬のよう使うことも出来ません。
ペットに対しても、自己責任の範囲内で行ってください。
人間のひとりよがりな考えで、アロマテラピーを施しすぎないようにしましょう。


6:あんま、はり師、きゅう師、マッサージ、指圧師などに関する法律
(あはき法)

免許を持たないものが、これらを職として行ってはなりません。

ただし昭和35年の最高裁判決より、
「アロマテラピートリートメントは
体に対して危険な行為を伴ったり健康を害する恐れが無いのであれば
違法ではない。」
とされています。

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● アロマテラピーは自己責任で ●

薬事法に書かれている通り、化粧品や薬品を無許可で作製、販売はしてはなりません。
ですが“自分が使用するためだけに作る”ことは大丈夫です。
この場合は自分が製造者でありますから、責任はすべて、自分で負う事になりますよね。

基本的には他の人に何かを作って、それをあげることもいけないのです。
ですが【“プレゼント”という形でなおかつ、
受け取る側にも自己責任で使用する意志がある】

ならば、大丈夫です。
ただしその場合でもPL法上の責任、社会通念上の責任は免ぜられません。



現在、目だった事故が相次いでいる、とは聞きません。
しかし、こちらにもありますように予想もしなかった事態が起こる、
これもまた現実です。

エッセンシャルオイルの使用以外にもオイルポットによる火事、子供の誤飲などなど、
何かが起こってからでは遅いのです。


ですからサロンなどの施術では必ずその行われる施術の同意書へ、
本人のサインが求められます。

誰か他の人に何かをしてあげる時、また、あなた自身が何かをする時も、
ほんの少しの注意深さを持ってください。

そして万が一何か起こった時はあわてず、落ち着いて行動してください。
参照【 ◎ 応急処置法と緊急連絡先 】





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