{ アロマテラピーアロマセラピー }トップページへ > エッセンシャルオイル(精油)と
キャリアオイル web辞典
> ローズ (ダマスク ローズ)
<☆ローズ・オットー  ★ローズ・アブソリュート>

ローズ (ダマスク ローズ)
<☆ローズ・オットー  ★ローズ・アブソリュート>

エッセンシャルオイル(精油)

ローズ (ダマスク ローズ) ROSE (DAMASK ROSE)
Bulgarian Rose / Tulkish Rose

学名: Rosa damascena
科名: バラ科
種類:
抽出部分: 新鮮な、摘みたての花弁
抽出方法:
☆水蒸気蒸留法(オットー:ROSE OTTO)
★溶剤抽出法(アブソリュート:ROSE ABSOLUTE)



【 原産地・分布・生産地域 】
原産は東洋になります。
現在はブルガリアやトルコ、フランスで栽培されています。
また近似種はインド、ロシア、中国でも栽培されています。

【 芳香の系統・特色・表現、精油の色 】  
フローラル系
☆オットーは淡い黄色、もしくはオリーブイエローをしています。
とても豊かで深い、多少のスパイス調、甘い、フローラル調の香りです。
★アブソリュートは赤みのオレンジ、もしくはオリーブ色です。
豊かで甘い、スパイス調、フローラル調の香りです。

ノート(香りの種類): ミドル~ベースノート
香りの度合い: とても強い

【 主要成分 】
シトロネロール(34~55%)、ネロール(30~40%)、ステアロプテン(16~22%)、
フェニルエタノール(1.5~3%)、ファルネソール(0.2~2%)、
ゲラニオールその他300種以上、多数の微量成分があります。



◎ 心への癒し ◎
うつ状態、不眠症、神経の緊張、各ストレス症状に。
ローズは神経系を落ち着かせ、くつろがせ、和らげてくれます。
また同時に、心を高揚させてくれる働きも持ちます。
安寧そして幸福感をもたらしてくれる、といわれるエッセンシャルオイルです。

☆ 身体への効能・効果・効用 ☆
頭痛に。
動悸、血行不良、循環不全に。
喘息、咳、咽頭痛、花粉症に。
胆のう炎、肝臓のうっ滞、吐き気に。

○ 肌へ ○
老年肌、乾燥肌、敏感肌に。
しわに。赤ら顔に。
湿疹、ヘルペスに(刺激性がないため、過敏症を引き起こしません)。
毛細血管の破砕、結膜炎に(ローズウォーター)。

♀ 女性と男性のために ♂
女性の生殖器系の不調に、とても役立ちます。
月経過多、少量月経、月経不順、月経困難症に。
こしけ、子宮の各症状に。
更年期障害に。
不感症、インポテンスに。



【 アロマテラピーでの作用 】
抗うつ、鎮静、強壮、催淫、収斂、瘢痕形成、止血、浄血、
鎮痙、健胃、強脾、強肝、利尿、胆汁排出促進、
抗炎症、抗ウィルス、抗結核、抗菌、殺菌、殺バクテリア、消毒、
子宮強壮、通経、月経促進作用があります。


【 ▼ 注意と禁忌事項 ▼ 】
基本的には、安全な精油です。
妊娠中に使える安全な精油として分類されている場合も多いですが、
通経・月経促進作用もあります。
文献によっては、妊娠中における使用の可否について言及されているものもあります。
一応、妊娠中の過度の使用は控えた方がよいでしょう。

また、低温では若干固まる性質があります。
ですがが、室温で元に戻ります。
また寒すぎる場合、少し手で暖めると良いでしょう。


相性の良いエッセンシャルオイル(精油)
ほとんどのエッセンシャルオイルと合い、ブレンドの香りをまろやかにします。
ジャスミン、サンダルウッド(白檀)、オレンジ、ネロリ、ベルガモット、
ラベンダー、ゼラニウム、クラリセージ、パチュリ、ベンゾイン(安息香)、
カモミール、クローブ、パルマローザ、ガルバナムなどと合うでしょう。

Rosa damascena 2.jpgちょこっと小話を ( ^ー^)♪

バラの香りは古くから人々に好まれてきました。
ことに、ペルシャ人やアラビア人のバラ好きは有名でした。

アラビア人の医師“イブン・スィーナ(アウィケンナ)。
彼にによって発明された(発展された)“水蒸気蒸留法”。
その最初の蒸留に使われたのが、この“薔薇の花”だと言われています。


ローズの栽培品種は1万種以上にのぼります。
ローズエッセンシャルオイルのための品種は、一般的な園芸種のバラとは違い、
原種に近い種類です。

そのローズのエッセンシャルオイル用に、トルコおよびブルガリアではこの
ダマスクローズ Rosa damascenaが、
またフランスおよびモロッコではこちら、
キャベッジローズRosa centifoliaが栽培されています。



女性のためのオイル、とも言われる薔薇のエッセンシャルオイル。
肌をはじめ女性の身体特有の各症状に、
そして心にも強く働きかけるエッセンシャルオイルです。


薔薇は昔から、愛と清純の象徴されてきました。
結婚式では薔薇の花びらがまかれ、二人が幸せになるように祈られました。
薔薇の花言葉は、“愛”です。



【 管理人の印象 】

概してフローラル系、花系のエッセンシャルオイルは濃厚な香りが多く、
多分にもれず、このローズもとても濃厚な香りです。

実際に瓶から直接嗅ぎますと、スパイシーさを含んだ甘さがとても主張され、
一瞬、薔薇の香りとは思えない人もいますね。


普通のバラの花でさえ、かなり濃い香り。
人によってはこのエッセンシャルオイルの濃厚さが、
最初少し苦手と感じる方もおられるようです。

ですがお風呂や香水、ローションなどで実際に使いますと、やはり薔薇。
その香りは素晴らしく、たとえ1滴でも、存在感が際立ちます。


数あるエッセンシャルオイルのなかで、最も高価な精油です。
良いものですと1滴/300円に。

でもこのオイル一本で化粧品をはじめ、女性のお悩みに対して強い味方になります。
男性の方々。こんなプレゼントも如何でしょうか?


2aroma.jpgこちらの ローズオットー 、とても高価ですが、本当にお勧めです。





top.jpgこのページのトップへ↑





{ アロマテラピーアロマセラピー }トップページへ↑↑