{ アロマテラピーアロマセラピー }トップページへ > エッセンシャルオイル(精油)と
キャリアオイル web辞典
> コリアンダー

コリアンダー

エッセンシャルオイル(精油)

コリアンダー CORIANDER
学名: Coriandrum sativum
科名: セリ科
種類: 草木
抽出部分: 熟した実
抽出方法: 水蒸気蒸留法


【 原産地・分布・生産地域 】
原産はヨーロッパから西アジア、中東になります。
現在は世界中で栽培されています。
また北米では自生しています。
オイルは特に、ロシアやユーゴスラビア、ルーマニアなどで生産されています。

【 芳香の系統・特色・表現、精油の色 】  
ハーブ(ハーバル)系
無色から淡い黄色をしています。
甘い、スパイシーな、拡散性のある、フレッシュな、ビターな、
ウッディーな、かすかにムスクのような香りがします。

ノート(香りの種類): トップ~ミドルノート
香りの度合い:

【 主要成分 】
リナロール(55~75%)、デシルアルデヒド、
ボルネオール、ゲラニオール、テルピネオール、シネオール、
シメン、ジペンテン、フェランドレン、ピネン、テルピネン、
テルピノレン、カルボン、アネトールなど。



◎ 心への癒し ◎
無気力、精神的な疲労、神経衰弱に。
気分をリフレッシュさせたい時に。
記憶力の増進に。

☆ 身体への効能・効果・効用 ☆
偏頭痛に。
神経痛に
風邪、感染症、インフルエンザ、はしかに。
食欲不振、消化不良、吐き気、疝痛、腹部の膨張感に。
下痢に。
痔に。
痙攣、筋肉痛に。
関節炎、リューマチに。
循環不全に。
体液の老廃物除去、毒素の排出に。デトックス(解毒)効果があります。

♀ 女性のために ♀
内分泌系の活性化に。
月経不順および不妊症、生殖器関連の障害に。
(エストロゲンホルモン分泌を刺激すると言われています)



【 アロマテラピーでの作用 】
鎮痛、鎮痙、活性、刺激(心臓・循環・神経系)、
健胃、消化、食欲増進、駆風、脂肪分解、浄血、酸化防止、
抗リューマチ、殺バクテリア、殺真菌、殺菌、駆虫、
デオドラント、細胞毒性、催淫作用があります。


【 ▼ 注意と禁忌事項 ▼ 】
一般的にはありません。
ただ大量使用しますと、知覚の麻痺~恍惚状態となる場合があります。


相性の良いエッセンシャルオイル(精油)
クラリー セージ、ゼラニウム、シトロネラ、ジンジャー、シナモン、
メリッサ(レモンバーム)、ジャスミン、ベルガモット、、ネロリ、オレンジ、レモン、プチグレン、
フランキンセンス(乳香)、サンダルウッド(白檀)、サイプレス、ガルバナム、パインなど。
スパイス系のエッセンシャルオイルと相性が良いでしょう。

Coriandrum sativum 2.jpgちょこっと小話を (^-^)b

古代から料理、薬用、香料と幅広く使われてきたハーブです。
エジプトでは幸福をもたらすスパイスと考えられていました。
ラメセス2世のお墓からは、コリアンダーの種子が見つかっています。


ギリシャやローマでは、ワインの香り付けに使われました。
またローマ人がコリアンダーをヨーロッパに、イギリスおよびフランスに持ち込みました。
そして、パリのカルメル会の修道女たちが作った化粧水の成分に、
また、ベネディクティーヌ酒およびシャルトルーズ酒にも利用されました。


葉(生および乾燥)からもエッセンシャルオイルは得られますが、
デシルアルデヒドの含有量は種子のオイルと比べ、多くなります。
また成分内容は、オイルの産地によって若干変化します。


コリアンダーはパクチー(タイ)、香菜(中国)とも呼ばれます。
薬味として料理に使われますが、その独特の芳香と風味から好き嫌いが分かれるようですね。
あなたはいかがでしょうか?

2aroma.jpgこちらの コリアンダー 、お勧めです。





top.jpgこのページのトップへ↑





{ アロマテラピーアロマセラピー }トップページへ↑↑