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セージ (クラリーセージ)

エッセンシャルオイル(精油)

セージ (クラリーセージ) CLARY SAGE
学名: Salvia sclarea
科名: シソ科
種類: 草木
抽出部分: 花序および葉
抽出方法: 水蒸気蒸留法


【 原産地・分布・生産地域 】
原産は南ヨーロッパです。
地中海地方をはじめ中央ヨーロッパ、イギリス、
ロシア、モロッコ、アメリカでも栽培されています。
フランスおよびモロッコで上質のエッセンシャルオイルが生産されます。

【 芳香の系統・特色・表現、精油の色 】  
ハーブ系
無色もしくは淡い黄緑色をしています。
甘く、ナッツのような、やや重い、ハーブ調の香りがします。

ノート(香りの種類): ミドルノート
香りの度合い: 中~強

【 主要成分 】
酢酸リナリル(最高75%)、リナロール、サルビオール、ピネン、
ミルセン、フェランドレン、シネオール、カリオフィレンなどです。



◎ 心への癒し ◎
うつ症状に。神経の緊張、過度のストレスに。
パニック時に。
鎮静効果が非常に高いオイルです。

☆ 身体への効能・効果・効用 ☆
偏頭痛に。
喘息、喉の炎症、百日咳などに。
疝痛、痙攣、消化不良、腹部の膨張感に。
高血圧に。
筋肉痛に。
発汗過多を抑制します。
眼の炎症に。

○ 肌へ ○
脂性肌、脂性髪に。
ふけ、頭髪の減退に。
にきび、吹き出物、炎症、潰瘍に。
しわに。

♀ 女性と男性のために ♂
無月経、月経困難、こしけ、陣痛に。
子宮に対してよい強壮剤になります。
ホルモンのバランス調整にも優れます。
産後の抑うつ症に。
インポテンス、不感症に。



【 アロマテラピーでの作用 】
抗うつ、強壮、神経鎮静、収斂、鎮静、鎮痙、抗発作、抗けいれん、抗炎症、
消毒、殺菌、瘢痕形成、消臭、消化促進、駆風、健胃、
血圧降下、脂漏症の正常化、制汗、デオドラント、粘液過多治療、
催淫、月経促進、分娩促進、子宮強壮作用があります。


【 ▼ 注意と禁忌事項 ▼ 】
妊娠中は使用しないでください。
また多量の使用が、頭痛の原因となる場合もあるようです。
アルコールを摂取した場合、ひどく酔う可能性が高いです!
飲んだら使ってはなりません。

上記以外に毒性、刺激性および感作作用はありません。
通常の使用方法では、大丈夫です。


相性の良いエッセンシャルオイル(精油)
ジュニパー、ラベンダー、コリアンダー、カルダモン、ゼラニウム、シトロネラ、
サンダルウッド(白檀)、サイプレス、シダーウッド、パイン、ラブダナム、
ジャスミン、フランキンセンス(乳香)、ライム、ベルガモット、グレープフルーツ、
その他シトラス系のオイルと、とても相性が良いです。

Salvia sclarea 2.jpgちょこっと小話を (^-^)b

クラリセージの名前は、ラテン語の“クラルス:明るい、清浄な”という語から来ています。
種子のゼラチン質が腫瘍治療の他に、眼のごみを取るのに使われたりもしました。

また学名のsclareaは、ギリシャ語で“固さ”を意味する語から来ています。
これは花弁、花の先端が固くなっているからでしょう。


クラリセージがイギリスに渡ったのは、1562年の事でした。
その際、ビール醸造のホップの代用としても使われたようです。
クラリセージはアルコールと一緒に摂取しますと、酔うためでしょう。

現在、オイルとアブソリュートは石鹸や洗剤、化粧品や香水の香料、
また揮発保留剤として使われています。
オイルは飲食物にもよく使われています。


中世には“オクルスクリスティ”、つまり“キリストの眼”とも呼ばれていました。
昔からとても重宝されたハーブの一つです。


【 管理人の印象 】

つーんとした感じ、独特の強さ・特徴を持つ香りです。
人によっては好みが分かれるかもしれません。
管理人も、単体で嗅ぐ時は少し苦手です。

気分、心の状態によってかなり印象が変わる、そんな香りのような気がします。

2aroma.jpgこちらの クラリセージ がお勧めです。





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