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サンダルウッド(白檀)

エッセンシャルオイル(精油)

サンダルウッド(白檀) SANDALWOOD
学名: Santalum album
科名: ビャクダン科
種類: 高木
抽出部分: 根および心材
抽出方法: 水蒸気蒸留法


【 原産地・分布・生産地域 】
原産はインド、スリランカ、マレーシア、インドネシア、台湾などのアジアの熱帯地域です。
主にインドで蒸留され、マイソールから質の良いオイルが輸出されています。

【 芳香の系統・特色・表現、精油の色 】  

淡い黄色、緑、茶色のいずれかの色をしており、粘性があります。
とても豊潤な、竜涎香(アンバー)のような、深く柔らかい、甘くウッディーな、
バルサムのような、ムスクのような、オリエンタルな、官能的な香りがします。

ノート(香りの種類): ベースノート
香りの度合い: 中~弱

【 主要成分 】
サンタロール(90%)、サンテン、テレサントール、ボルネオール、
サンタロン、トリシクロエカサンタラル、フルフラールなどです。



◎ 心への癒し ◎
うつ状態、不眠症、神経の緊張、ストレス症状に。
心をなだめ、リラックスさせてくれます。
神経系を鎮め、安定させてくれます。

☆ 身体への効能・効果・効用 ☆
膀胱炎を好転させます。
気管支炎、カタル症状、喉頭炎、のどの痛みに。
咳、それも乾いたカラカラの咳、また持続性の咳にも効果があります。
胸やけに。下痢に。

○ 肌へ ○
にきび、ひび、あかぎれに。
(かさついた、ひび割れた)乾燥肌に。
脂性肌に。
髭剃りのあとの肌に。
保湿剤として使用できます。
感染症を起こした創傷に。

♀ 女性と男性のために ♂
催淫効果があることが有名です。性欲を高めます。



【 アロマテラピーでの作用 】
抗うつ、鎮静、強壮、催淫、抗炎症、消毒(泌尿器、肺)、皮膚軟化、
鎮痙、収斂、瘢痕形成、利尿、去痰、鎮咳、
殺菌、殺虫、駆虫、殺癬、殺バクテリア、抗寄生虫、抗バクテリア作用があります。


【 ▼ 注意と禁忌事項 ▼ 】
特にありません。


相性の良いエッセンシャルオイル(精油)
ベンゾイン(安息香)、イランイラン、サイプレス、ローズ、ジャスミン、
バイオレット、フランキンセンス(乳香)、ゼラニウム、ネロリ、バジル、
パルマローザ、ブラック ペパー、ローズウッド、ミルラ(没薬)、オークモス、
ラベンダー、レモン、ベルガモット、ラブダナム、ベチバー、
パチュリ、ミモザ、カッシーなどと合うでしょう。

Santalum album 2.jpgちょこっと小話を ( ^ー^)♪

サンダルウッド(白檀)は古くから利用されてきました。
香料の原料としては、最も古いもののひとつです。
少なくとも4千年間、絶えず使われてきました。


伝統的に香や化粧品、香水にミイラの防腐にも用いられました。

インドの古い寺院や家具の多くは、サンダルウッド材で作られていました。
今日でもインドや中国では、宗教儀式でよく用いられています。


残念なことに現在、良質のサンダルウッドはかなり少なくなってきています。
ですから世界的に見ても、良質の精油を手に入れることは難しくなってきています。


【 管理人の印象 】

きっと寺社仏閣でおなじみの香りでしょう。
イランイランのような官能的な甘さではなく上品さ、そして気品があるように思えます。
管理人も特に好きな香りの一つ。
とても安心感のある香りという印象。落ち着きます。

白檀は香木として、昔から珍重されています。
そういえば日本古来の伝統である香道には、この白檀(伽羅)が使われます。
ですがこちらも質の良いものは減少しているそうです。
一度でよいですから、正倉院保管の伽羅の木を嗅いでみたいものです!

2aroma.jpgこちらの サンダルウッド(白檀) 、素晴らしいです!





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