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ナルキッソス (水仙)

エッセンシャルオイル(精油)

ナルキッソス (水仙) NARCISSUS
学名: Narcissus poeticus
科名: ヒガンバナ科
種類: 草木
抽出部分:
抽出方法: 溶剤抽出法


【 原産地・分布・生産地域 】
原産は中東から地中海地方の東部です。南フランスでは帰化しています。
オイルの生産、アブソリュート(およびコンクリート)を抽出しているのは、
オランダとフランスのグラース地方だけです。

【 芳香の系統・特色・表現、精油の色 】  

濃いオレンジ色からオリーブ、緑色をしています。
甘い、緑とハーブの混じった、濃厚な、フローラル調の香りがします。

ノート(香りの種類):
香りの度合い: ミドル~ベースノート

【 主要成分 】
ケルセチン、ナルキシネ(催吐成分のアルカロイド)
などが含まれる可能性があります。



◎ 使い方 ◎
香水に。



【 アロマテラピーでの作用 】
催眠、催淫、鎮静、鎮痙、催吐作用があります。


【 ▼ 注意と禁忌事項 ▼ 】
強力で催吐作用などがあり、使用には注意必要です。
締め切った室内ですと、たとえ少量であっても頭痛や吐き気を催す事があります。
(ヒガンバナ科は、特に球根部分には神経系を麻痺させる作用があり、
時には死に至らしめる力があります。)


相性の良いエッセンシャルオイル(精油)
ローズ、ジャスミン、イランイラン、サンダルウッド(白檀)、
ネロリ(オレンジブロッサム)、ミモザ、クローブ(バット)など。
オリエンタル調、そしてフローラル調の精油と相性が良いです。

Narcissus poeticus 2.jpgちょこっと小話を (^o^)

“Nalcissus”の名前はギリシャ語の“narkao:麻痺”に由来します。
これは、水仙に催眠作用があるためです。


ローマ時代の香水調合師は、この花から軟膏状の固体“ナルシッサム”を作り、
香水の調合をしました。

インドの寺院では祈祷の前、ローズ、サンダルウッド(白檀)、ジャスミン、
そしてこのナルキッソスオイルを身体に塗りました。


フランスではヒステリーや癇癪に対し、この植物の鎮痙作用を利用しました。

アラビアでは育毛剤、また催淫剤としても用いられるそうです。





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