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オレガノ (コモン オレガノ / オリガナム)

エッセンシャルオイル(精油)

オレガノ (コモン オレガノ / オリガナム)
OREGANO (COMMON OREGANO / ORIGANUM)

学名: Origanum vulgare
科名: シソ科
種類: 草本
抽出部分: 葉と花の咲いた先端部分
抽出方法: 水蒸気蒸留法


【 原産地・分布・生産地域 】
原産はヨーロッパです。
現在は世界中で栽培されています。
オイルはイタリア、ブルガリア、そしてロシアで生産されています。

【 芳香の系統・特色・表現、精油の色 】  
ハーブ(ハーバル)系
淡い黄色ですが、熟成すると茶色に変色します。
ハーブ調でウッディー、スパイシー、カンファーのような香りがあります。

ノート(香りの種類): ミドルノート
香りの度合い:

【 主要成分 】
カルバクロール、チモール、シメン、ピネンなどです。



◎ 心への癒し ◎
神経に対しての強壮、刺激に。
ジャン パルネ博士は、気病みや精神病に役立つ、と述べています。

☆ 身体への効能・効果・効用 ☆
消化器系へ、胃、肝臓、脾臓を鎮静させます。
身体の強壮、浄化に。
また刺激作用が各感覚をリフレッシュ!
呼吸器系に、風邪、気管支炎、カタル、喘息などに。
リウマチ、筋肉痛全般に。

○ 肌へ ○
感染症を起こした創傷に。
(皮膚に対して毒性があります。使用には細心の注意を持って、使用してください。)
シラミに効果があるそうです。

♀ 女性のために ♀
月経時の痙攣に。



【 アロマテラピーでの作用 】
鎮痙、鎮痛、発汗、鎮咳、解熱、利尿、癒傷、
引赤、緩下、強肝、強脾、胆汁排出促進、去痰、駆風、健胃、食欲増進、
抗リウマチ、虫下し、殺寄生虫、殺微生物、殺癬、殺菌、
刺激、強壮、消毒、抗毒、抗ウィルス、白血球活性増進、通経、月経促進作用があります。


【 ▼ 注意と禁忌事項 ▼ 】
文献によってはアロマテラピーに使用してはならない、
と記載されている場合もある、強力なオイルです。
皮膚(粘膜も)を荒らす可能性を持ちます。
必ず10%以下にして使用してください。
また、5歳以下の子供、妊娠中の方は使用しないこと。
そして必ずパッチテストを行ってください。


相性の良いエッセンシャルオイル(精油)
アンジェリカ、ゼラニウム、タイム、パイン、バジル、フェンネル、
マートル、レモングラス、ローズマリー、ラバンディン、スパイク ラベンダー、
シトロネラ、オークモスなどと合うでしょう。

Origanum vulgare 2.jpgちょこっと小話を (^o^)♪

エジプト人はバスオイルとして使うのを好んでいました。
またギリシャ人は儀礼的に、墓地に植え、亡くなった方々の魂の平穏を祈りました。

アリストテレスは
「かめはへびを飲み込んだ後でオレガノを食べる」
と述べたと伝えられています。
(消化を良くするためなのでしょうか?)

オレガノは料理や医療にも用いられました。


ペルシャの占星術師は悪い星を避けるため、オレガノで軟膏を作りました。
また、愛の妙薬^^に使用されたハーブの一つです。


オレガノは「ワイルドマージョラム」という名前でも知られています。
料理にも良く使われる、なじみ深いハーブです。


【 管理人の印象 】

手元にはカルバクロールのケモタイプオイルがあります。
落ち着かせてくれる香りで、いかにもハーブ系の香り、という感じです。
マジョラムより主張を持っている、そんな感じがします。
手元にあるタイムThymol CTとも雰囲気が似ています。

オレガノもまた、何かと使えるエッセンシャルオイルで重宝します。

2aroma.jpg使われるならこちらの オレガノ を、お勧めします。





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