{ アロマテラピーアロマセラピー }トップページへ > エッセンシャルオイル(精油)と
キャリアオイル web辞典
> クローブ (クローブバット)

クローブ (クローブバット)

エッセンシャルオイル(精油)

クローブ (クローブバット) CLOVE
学名: Syzygium aromaticum
Eugenia aromatica
E.caryophyllata E.caryophyllus

科名: フトモモ科
種類: 常緑樹
抽出部分: 花のつぼみ
(葉や茎からも取れます)

抽出方法: 水蒸気蒸留法


【 原産地・分布・生産地域 】
原産はインドネシアです。
現在は世界中で生産されています。
オイルは主にマダガスカルやインドネシアで生産されています。

【 芳香の系統・特色・表現、精油の色 】  

淡い黄色をしています。
甘い、スパイシーな、フレッシュな、フルーティーな、フローラルな、
ホットな、コショウのような、拡散する、強力な、薬品のような、清潔な、
魅力的な、オリエンタルな香りがします。

ノート(香りの種類): ミドル~ベースノート
香りの度合い:

【 主要成分 】
オイゲノール(60~90%)、酢酸オイゲノール、カリオフィレン、
ピネン、フルフロール、サリチル酸メチル、その他。
(モルッカ諸島の野生種からはオイゲノールの含まれない精油が抽出されます)



◎ 心への癒し ◎
刺激をもたらし、抑うつ的な気分を明るくしてくれます。
記憶力の強化にも良いでしょう。

☆ 身体への効能・効果・効用 ☆
風邪やインフルエンザに。軽度の感染症に。
喘息や気管支炎に。
関節炎、リューマチに。
ねんざに。
疝痛、消化不良、吐き気に。
歯痛に。

○ 肌へ ○
火傷、切り傷、傷、潰瘍などに。
内出血に。
水虫に。
虫除けに。

♀ 女性と男性のために ♂
インポテンツや冷感症などに。
また出産の際の苦痛を軽くします。



【 アロマテラピーでの作用 】
刺激、鎮痙、鎮痛、誘導刺激、催淫、抗神経痛、健胃、駆風、制吐、
抗生、抗酸化、抗ヒスタミン、抗リューマチ、抗ウィルス、消毒、
瘢痕形成、子宮強壮、分娩促進、麻酔、歯痛緩和、
抗寄生虫、虫下し、幼虫駆除作用などがあります。


【 ▼ 注意と禁忌事項 ▼ 】
つぼみおよび茎のオイルは皮膚炎の危険性があります。
アロマテラピーではつぼみのエッセンシャルオイルが使用されます。
つぼみのオイルが一番毒性が低いからですが、それでも適量は1%以下です。
強力なエッセンシャルオイルですので、使用量には注意してください。
皮膚の刺激性から、あまりマッサージ向きとはいえません。


相性の良いエッセンシャルオイル(精油)
ローズ、ラベンダー、ラバンジン、クラリーセージ、ベルガモット、イランイラン、
オールスパイス、バニリン、ベイリーフ、カナンガ、ベンゾイン(安息香)、シナモン、
シトロネラ、ナツメグ、バジル、レモン、グレープフルーツ、ブラックペッパー、
ペパーミント、ローズマリーなどと合うでしょう。

Syzygium aromaticum 2.jpgちょこっと小話を (^o^)

クローブは2000年以上も栽培されてきた植物です。
昔からその医療特性のためギリシャやローマ、中国など様々な国で珍重されました。
またインドでは消化促進効果と共に、愛の妙薬としても使われました。


感染症の抑止剤として、ペストなどの伝染病予防にも長い間使用されています。
その感染抑止効果、殺菌効果は、製薬産業において大量に用いられている事からも伺えます。

クローブのチンキは皮膚病や消化器系の症状、腸の寄生虫対策、
陣痛緩和やへその緒の処理などにも使われ、また歯痛に対しても効果が高いです。

またクローブのお茶は、吐き気に良いようです。


クローブはポルトガル人およびフランス人によって、ヨーロッパに持ち込まれました。
(芳香と昆虫忌避効果も兼ねた、オレンジにクローブの実を差し込んだ“ポマンダー”も有名)
重要なスパイスとして使われ、現在では世界中で使われています。


【 管理人の印象 】

他のハーブ精油と比べ、あまりハーブ系という印象の香りではないです。
チョコレートのような印象もする香りです。

穏やかにしてくれる、とても温かい、受け止めてくれるような感じがする香り。
管理人の好きな香りの一つです。

2aroma.jpgこちらの クローブ 、とても落ち着きます。





top.jpgこのページのトップへ↑





{ アロマテラピーアロマセラピー }トップページへ↑↑