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クベブ

エッセンシャルオイル(精油)

クベブ CUBEB
学名: Piper cubeba
科名: コショウ科
種類: 低木
抽出部分: 果実
抽出方法: 水蒸気蒸留法


【 原産地・分布・生産地域 】
原産およびエッセンシャルオイルの主な生産はインドネシアになります。
アフリカ東南部など、コーヒー栽培の盛んな地域でも栽培されています。

【 芳香の系統・特色・表現、精油の色 】  
スパイス系
淡い緑から青みがかった黄色をしています。
カンファー調の、木のような、スパイス調の温かい香りがします。

ノート(香りの種類):
香りの度合い:

【 主要成分 】
カリオフィレン、カジネン、キュベネン、サビネンなど、セスキテルペン類およびモノテルペン類です。



☆ 身体への効能・効果・効用 ☆
緩慢な消化、消化不良、腹部の膨張感に。
痔に。
膀胱炎、尿道炎、
気管支炎、のどの炎症、カタル症状、鼻炎、慢性の咳に。
鬱血に。

♀ 女性のために ♀
こしけに。



【 アロマテラピーでの作用 】
鎮痙、刺激、肺や泌尿器系の消毒、殺菌、抗ウィルス、駆風、利尿、去痰作用があります。


【 ▼ 注意と禁忌事項 ▼ 】
特にありませんが、混ぜ物をされることも多いオイルです。


相性の良いエッセンシャルオイル(精油)
ブラックペッパー、オールスパイスなどのスパイス系のオイル、
およびカナンガ、ガルバナム、ローズマリー、ラベンダーなどとも合うでしょう。

Piper cubeba 2.jpgちょこっと小話を ρ(´ー`)

ブラックペッパーP nigrumに非常に近い種です。
インドネシアのPiperにはフォルクスクベブP crassipesなど他にも色々と種類がありますが、
それらでクベブの偽和品が作られる場合があります。


地元では種がスパイスとして用いられています。
また伝統的に泌尿器系の病気、消化器系、呼吸器系の症状にも用いられます。
種には局所的刺激作用があります(尿管、呼吸器官粘膜など)。
アメーバ赤痢の臨床において、粉末状の種には90%もの効果があります。


ブラックペッパーP nigrumと良く似ていますが、クベブの果実は花柄がついたままです。
その為、テイルドペッパー(尻尾つきコショウ)という名前で呼ばれることもあります。





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