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ユーカリ (グロブルス / ラディアタ)

エッセンシャルオイル(精油)

ユーカリ
☆ ユーカリ グロブルス BLUE GUM EUCALYPTUS
★ ユーカリ ラディアタ NARROW-LEAVED EUCALYPTUS

学名:
☆Eucalyptus globulus var. globulus
★Eucalyptus radiate var. australiana

科名: フトモモ科
種類: 高木
抽出部分: 新鮮な、また乾燥した葉および若葉。
抽出方法: 水蒸気蒸留法


【 原産地・分布・生産地域 】
原産はオーストラリア、タスマニアなどです。
現在スペイン、ポルトガル、ブラジル、アメリカ、
ロシア、中国などでも栽培されています。

【 芳香の系統・特色・表現、精油の色 】  

無色です。熟成と共に黄色みがかかってきます。
☆ 強い、鋭い、クリアな、しみとおるような、カンファーの様な、
甘い、ウッディーな香りがします。
★ ラディアタの香りはより甘く、強くありません。

ノート(香りの種類): トップノート
香りの度合い:

【 主要成分 】
★ シネオール(70~85%)、ピネン、リモネン、シメーン、
フェランドレン、テルピネン、アロマデンドリンなど。



◎ 心への癒し ◎
衰弱に。

☆ 身体への効能・効果・効用 ☆
風邪、インフルエンザ、はしか、水疱瘡に。
喘息、気管支炎、カタル症状、咳に。
のどの炎症、鼻炎などに。
筋肉痛、捻挫に。
リューマチ性関節炎に。
循環不全に。
頭痛、神経痛に。

○ 肌へ ○
傷、切り傷に。
火傷、皮膚の炎症に。
水泡、ヘルペスに。
虫刺され、虫除け、シラミに。

♀ 女性と男性のために ♂
こしけに。
膀胱炎に。



【 アロマテラピーでの作用 】
鎮痛、鎮痙、鎮静、抗神経痛、抗ウィルス、抗リューマチ、
瘢痕形成、うっ血防止、浄血、利尿、粘液過多治療、鼻粘液排出、去痰、
解熱、血糖値低下、病気予防、発赤、刺激、
殺菌、消毒、消臭、殺寄生虫、駆虫作用があります。


【 ▼ 注意と禁忌事項 ▼ 】
“ユーカリ オイル”は内服により毒性が生じます。
3.5mlで致命傷になったケースがあります。
高濃度では刺激性がありますので必ず希釈してください。
また原液は皮膚を刺激する恐れがあります。
子供には向かないでしょう。
また、ホメオパシーの薬剤を解毒する可能性があります。


相性の良いエッセンシャルオイル(精油)
タイム、ローズマリー、ラベンダー、マジョラム、コリアンダー、
レモン、レモンバーム(メリッサ)、レモングラス、
ジュニパー、パイン、シダーウッド、ベンゾイン(安息香)等と合います。

Eucalyptus globulus 2.jpgちょこっと小話を (*'-')

オーストラリアのアボリジニは“キノ”と呼び、重創傷をこの葉で包帯しました。
家庭用の治療薬として古くから使われ、葉とオイルを呼吸器系の症状に使われました。


1788年頃、ユーカリは装飾用の目的でヨーロッパに導入されています。

ちなみにこの植物は土の中に、周囲の他植物の成長を抑制する物質を出します。



ユーカリには☆E. globulus★E. radiata以外にも多くの種があり、
その数なんと700以上、そのうち少なくとも500種類からオイルが採れるようです。
もっとも、そのうち貴重な精油を生産するのは15種類ほどです。

ブルーガムユーカリ(グロブルス / ラディアタ)の他にもペパーミントユーカリ(ユーカリ ダイブス)
また主に香水用のレモンユーカリなどが身近でしょう。


★ ラディアタ種は☆ グロブルス種と比べ、刺激が少なく香りも甘いです。
ですからアロマテラピーではこちらの方が良く使用されているようです。


【 管理人の印象 】

同じユーカリでもグロブルスとラディアタ、かなり印象は違います。

グロブルスは風邪などの時の、塗り薬を連想させる香り。
ペパーミントほどではないですが、かなりきついです。

一方、ラディアタは柔らかく、少し甘みも感じられます。
すっきりとした、さわやかな香りでもあります。


風邪をひいた時に、感染症予防にと、その他にも大活躍するユーカリオイル。
もしグロブルスがきついと感じる方は、ラディアタをお勧めいたします。


2aroma.jpg特にこちらの ユーカリグロブルスおよびラディアタ 、お勧めいたします。
ユーカリ ダイブス、ユーカリ ポリブラクテアといった種類のエッセンシャルオイルもあります。





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