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ペパーミント

☆ エッセンシャルオイル(精油) ☆

名前: ペパーミント
PEPPERMINT
学名: Mentha piperita
科名: シソ科
種類: 草木
抽出部分: 開花中の花と全体
抽出方法: 水蒸気蒸留法

原産地・分布・生産地域
原産はヨーロッパです。
世界中で栽培されています。

ノート(香り): トップノート
香りの度合い:

精油の色、芳香の特色・表現
淡い黄色から緑がかっています
強い、しみとおるような、鋭い、
明るい、清潔な、いわゆるミントの香りがします

精油の主要成分
メントール(29~48%)、メントン(20~31%)、
カルボン、ジャスモン、酢酸メンチル、
メントフラン、リモネン、フェランドレン、
カルバクロール、プレゴン、シネオールなどです。

◎ 心への癒し ◎
神経疲労、神経性のストレスに。
精神的な疲労、抑うつに。

☆ 身体への効能・効果・効用 ☆

失神、めまいに。
頭痛、偏頭痛に。
風邪、インフルエンザ、熱に。
ペパーミントは暑いときには冷やし、寒いときには温める、
そんな相反する働きを持ちます。

疝痛、消化不良、腹部の膨張感、。
吐き気、乗り物酔い、嘔吐に。
食中毒に。
下痢、便秘に。
けいれんに。
喘息に。
気管支炎、鼻炎に。
けいれんを伴う咳に。
口臭に。
神経痛、筋肉痛に。
心臓の動悸に。
歯痛に。
虫除けに。

○ 肌へ

にきび、皮疹、白癬、皮膚炎に。

【 特性(作用まとめ) 】
鎮痛、鎮痙、抗神経障害、神経鎮静、
抗炎症、抗菌、殺菌、抗掻痒、消毒、抗ウィルス、
収斂、駆風、頭部疾患の回復、頭脳明晰化、
制吐、麻酔、鼻粘液排出、胆汁排出促進、強心、
去痰、解熱、健胃、強肝、通経、乳汁生成阻止、
血管収縮、発汗、刺激、歯痛緩和、駆虫作用があります。

▼!注意・禁忌!▼

メントールが感作作用を及ぼす場合があります。
濃度が高いと、刺激を与える場合があります。
使用量に注意してください!
皮膚と粘膜を刺激する恐れがありますので、
目の周りに使用しないでください。
ホメオパシーの療法には使用してはなりません。
ホメオパシーの薬剤を解毒する恐れがあります。

妊娠中、授乳中は避けてください。

ちょこっと小話を(^o^)
ペパーミントは、
ウォーターミント(M. aquatica)とスペアミント(M. spicata)
の交雑種です。
ちなみにミント(和名は薄荷:ハッカですね)の種類は大変多く、
600種以上もあるといわれています!

ペパーミントにはいくつかの種類、ケモタイプがあります。

古代ギリシャ・ローマ・エジプト人達には
他のハーブと同様、よく知られていました。

洋の東西を問わず、様々な治療に用いられてきたハーブです。

ミントの名前は、ギリシャ神話に登場するニンフ(妖精)
“メンター”に由来します。
メンターがミントに変えられる話は、いくつものパターンあるようです。
その中で一番有名なお話をしましょう。

「冥界の王、ハーデス。
彼はある時、一人のニンフを寵愛します。
それがメンター。
しかし彼の妻、ペルセポネはそれを知ってしまいます。
嫉妬のあまり彼女に呪いをかけ、一本の草に変えてしまいます。
姿が変わってしまったメンター。
しかし彼女の気高く爽やかな香りは、
ずっと人々に愛されたのでした。」

相性の良いエッセンシャルオイル
ベンゾイン(安息香)、ローズマリー、ラベンダー、
マジョラム、レモン、ベルガモット、ユーカリ、
シダーウッド、サイプレス、ニアウリ、パイン、マンダリンなどと合います。





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